昨年の夏ごろ、一本の連絡を受けました。医療的ケア児のお子さんをもつ保護者の方からです。
お子さんが学校に通学しておりますが、登校日には、毎回、お母さんが学校に訪れて、学校の駐車場に止めた車の中や職員用エリアで医療処置を行っていらっしゃいました。しかし、お母さんが体を壊し、お子さんの医療処置ができず、通学が難しくなってしまいました。
お子さんが安心して学校に通い、友達と交流し、学ぶためにはどうしたらよいのか?保護者の不安をなくすためにはどうしたらよいのか?そして私になにができるのか?一緒に考えました。
保護者の方からお子さんの対応について、会議を開きたいとの声を受け、学校教育課や障がい者福祉課をはじめ、お子さんに係る様々な職種の方々との会議を開くための協力を求められました。プライバシーに関する内容となるので私は会議の参加は遠慮させていただいておりますが、これまでの会議内容については保護者と情報共有をしており、私も各関係者とも対話を重ねてきました。
医療的ケア児が通学するための看護師の配置するため、国の補助金を活用し保護者を支援することを今回の一般質問で提案をする予定でしたが、今議会において、来年度の予算案に、国の補助金を活用した「医療的ケア児の支援として」予算が計上されておりました。
これまでの会議や対話によって、保護者の思いをくみ取り、医療的ケア児のお子さんが通学できるようにするため体制つくりにおいて、様々な検討と調整は大変だったものと思います。
市長をはじめ、教育長、学校教育部長、福祉部長、関係する執行部の職員の皆さんの深くお礼申し上げます。また、通学にご協力していただく、学校関係者および様々な支援を行っていただく関係者の皆様に深くお礼申し上げます。
これまでの対話が支援につながることができたことをうれしく思うとともに、継続的な支援体制を見守る責任を感じております。