5月から一年生議員として、活動してまいりました。
たくさんの方からいただいた地域の課題や、私が専門とする分野での地域課題の解決に向けて、様々な方の協力や支援をいただきながら動いた年となったと思います。
課題解決のための一般質問や議案質疑などは、初めての議場で発言するということで、大変緊張しておりました。質問の内容によっては、市と協力して解決できた内容もありました。その一部をご紹介します。
災害時の医薬品供給体制への取り組み
以前にも書きましたが、災害時の医薬品供給体制を地域の関係者の協力のもと、加須市と協力業者の協定を結ぶことができました。これで人の命をできるだけ救う一つの手段が整ったところですが、さらに確実に手元に届くしくみを検討してまいります。(わかりやすい説明は、TikTokをご覧ください)
民間救急の導入と介護等サービスの充実への取り組み
現在、取り組んでいるのが、医療介護が必要な方で、かつ、移動のための足を確保できない方を支援するための「民間救急」事業者の導入と、市のサービスとの連携を推進しております。様々な施設へ移動する介護タクシーの一面を持ちつつ、医療が必要な方の転院搬送や医療機関受診への移動手段として機能することを想定しており、今後の医療介護等サービスの充実を図ります。
在宅医療の充実と各医療機関の連携への取り組み
以前から相談を受け、一緒に動いておりましたが、いよいよ、令和6年1月から、加須市内に在宅医療専門クリニックが新規開業します。
在宅医療とは、自宅または入居施設で、病院への通院がむずかしい患者さんが、医師や看護師、リハビリ従事者などに来てもらい、診療や治療、処置などを行います。これからは多くの高齢患者さんが在宅で医療を受けることを想定し、高齢化が進んでいる加須市においても必要な医療となります。しかし、多職種連携や患者さんやその家族の理解と協力が必要であるため、その周知についても加須市や医師会と協力して広げていかなければなりません。
地域の開発と課題について
北小浜の物流倉庫建設に伴う通学路の課題に取り組んでおります。地域の住民の理解を得ながら開発を進めていくことの重要性を、一般質問を通じて市に伝えました。開発には市としての取り決めがあり、かなりハードルが高い内容だと理解しましたが、それとは別に計画を進める段階で、地域の方々の理解を得る同意の取り方を含めた条例の改正について検討をすることを言及しております。
防犯灯の設置や道路の改修等の対応
市内には、住居のある地域に防犯灯が設置されていない地域があり、お住まいの方々からの要望を受けて防犯灯設置の要望を行い、設定が決まりました。道路にあるゴミの対応や水路の蓋が無い箇所の補修なども要望を受けて行動しておりますが、優先度の都合上すぐに対応でいるものとできないものとがあり、要望に応えられないものもありましたが、素直に要望した方へ伝えさせていただきました。
発達障害の方が働ける環境へ
発達障害と認定される方が増加傾向にあり、特に保護者の方々からの話では、市内の生活圏にある企業へ勤め、安心した生活を送るための環境作りについての要望を受け、一般質問において現状を把握し、今後の市の対応について聞いてみました。市や就労移行支援サービス、市内企業と協力し、発達障害の方々が働く環境を整えていくことへの理解と協力を継続して続けていく必要があることを訴えました。引き続き活動していきます。
障がい者スポーツを通じた地域交流への取り組み
作業所の職員の方から、作業所に通う障がい者の方の交流を増やしたいとの要望がありました。そこで、市内のスポーツ協会が主催しているボッチャ(障害の有無に関わらず競えあえるスポーツです)を通じて、交流できるのではないかと考え、作業所、社協、スポーツ協会にお話し提案を行なっているところです。行動している際に近隣の大学教授とお話する機会があり、大学としても協力していきたいと申し出ていただけました。素案の状態ですが、今後、関係者の理解を求めながら進めてまります。
主たる内容を描きましたが、細かいことはまだたくさんあります。引き続きそちらも行動してまいります。また、新人議員として初めてのことで、どのように動けば良いのか分からないこともありますが、いろいろ考えて行動していきます。