済生会加須病院には、県内初の「常駐型救急ワークステーション(埼玉東部消防組合 加須署)」が併設され、消防署が所有する救急車(高規格救急車)に必要に応じて、医師・看護師が同乗して、救急現場に出動します。9月からの試験運用が終了し、11月から本格運用となるとのことでしたので、知り合いの救急医にお願いして、会派の議員と一緒に視察に伺いました。
救急ワークステーションには、埼玉東部消防組合の救命士が常駐しており、救急医と協力してドクターカー運用しております。救急車に、医師と看護師が同乗し、現場もしくは他の救急車による患者搬送に合わせたドッキングポイントで合流し、救急車内で救命治療を行います。
救急車に搭乗する際に、救急車には治療に使用する機材が常備されていないため、医師が多くの機材を入れたバッグを複数担ぎ、救急車に乗り込み向かいます。
そのような救急体制のおかげで、救われた命もあることを初の事例として説明されました。迅速に現場に位置が向かうことができれば、命を救う確率も上がります。
また、ドクターヘリについての要望も受けました。ワークステーション東側の駐車場スペースをドクターヘリのヘリポートの建設です。現在、離れた場所に離着陸するドクターヘリとの連携を行なっておりますが、ワークステーションの隣に離着陸ができれば、より迅速に救急患者を救うことが可能になります。
引き続き、地域のための救急医療体制つくりについて検討して参ります。