既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、加須市医療診断センターの運用は今月を以って終了となります。これまで沢山の先生方のご支援や協力、地域の理解の元、医師会や加須市と連携しながら、スタッフとともに本当に多くの画像検査と読影を行なってまいりました。
設立当初から、迅速に疾患を診断し、診療につなげることを目的に検査を行い、時には、検査の結果から緊急オペが必要と判断された患者さんの救急搬送を行なったり、検査が不安な患者さんに対しては、時間をかけてゆっくりと検査を進めたりと、できるだけ患者さんに応じた検査を心がけて19年。
これまでに、患者さんからたくさんの言葉をいただいたり、言葉の代わりに市長への手紙をしたためていただいたりしましたが、それ以上に私が感謝しております。
大学病院等で学んだ画像検査の経験や知識が、生まれ育った地元の方々に生かすことができたのは、偏に地域の先生方や、紹介された患者さんがあってこそのものだと思います。そして、地域の医療介護等の様々な会議に参加し、いろいろな課題に取り組む地域の皆様と、ご縁を結べたことも、私にとってかけがえのないものとなっております。
これからは、地域のためにこれまでの縁を大切にしながら、そして、新しい縁を結びながら輪を広げ、課題解決に向けて行動していきたいと思っております。
今後とも宜しくお願い致します。
栗原ともゆき