能登の名産として名高い能登牛をご存じでしょうか?
山間の牧場で育てられた能登牛はブランド牛として有名です。
一部ニュースでも報道されておりましたが、震災により被災された牧場は、道路の寸断や断水により、水を届けることが困難となっております。
そのような状況に対して、手を差し伸べたのが、加須市大越にあるヘリパークです。運営されているのは加須市の方で、こちらでは、ヘリコプターの管理と整備、ドローン操縦者の養成等、様々な空に関わる事業を展開されております。
また、市民キャビネット災害支援部会に所属し、特定非営利活動法人市民航空災害支援センターの運営もされています。実際の支援活動内容ですが、能登町からの要請により、道路およびライフラインが寸断された牧場へ、ヘリコプターにて関係者を運び、道路が寸断された手前の補給ポイントに関係者を配置し、現地で手配された水を、ドローンを操作して、牧場と補給ポイントのピストン輸送により、能登牛のための命の水を届けました。
その内容が地元の新聞などにも掲載されております。
また、災害地渋滞回避のため、避難所支援に向かう看護師等医療スタッフをヘリコプターに乗せ、迅速な搬送を行う支援や、能登町内の被災状況の確認のための航空写真撮影にも協力しているとのことでした。
実は、今回、支援を行った方と一緒に、以前、加須市に対し空からの災害支援体制作りについての提案を提出しております。引き続き、今回の事例を検証し、加須市においても空の支援体制を構築できるように進めてまいります。